ハローワーク求人の特徴その１
掲載料金が無料

ハローワークに求人票を掲載するのには、ご存じの通り費用がかかりません。会社が掲載手続きを行えば、手数料無しに求人募集を行うことができます。

無料だからと言って、あなどってはいけません。掲載できる文字情報や画像情報は豊富で、有料の求人媒体と比べても、全く遜色ないレベルといえるでしょう。

民間の求人媒体サービスでも、無料のところはあります。名の知れた大手のところもその一つですが、無料の場合は機能的な制限があったり、掲載基準や順位で有料掲載の会社よりも劣ってしまったりと、当然ながら満足のいく採用活動にはつながらないリスクがあります。そのため、数十万円～100万円を超える掲載手数料を払って求人掲載を行い、採用活動を行っているケースもあります。ただし、それで必ず満足のいく採用につながるわけではありません。

また、掲載までは無料でできるものの、実際に採用につながったら成功報酬的に、年収の10％～30％などの手数料がかかるところも多いです。この手数料は実際に計算してみると分かりますが、例えば年収400万円の人の紹介手数料が20％だとしたら80万円となり、かなりの高額になってきます。この高額な手数料がネックになって、中小零細企業では利用を躊躇せざるを得ないところも多いのが実情です。

いずれにしても、これらの高額な手数料の見返りとして採用後に長く勤めてくれるのならまだしも、1年程度で退職されてしまっては元は取れませんね。正直、面接をいくら重ねても、実際に活躍してくれる人材なのか、採用してはいけない人材なのかなどを見極めることは、非常に困難です。有料求人媒体経由の人材が、必ずしも長く勤めてくれる人・自社に合っている人とは限らないのです。

その点、無料のハローワーク求人なら、採用活動時にかけた手数料という点では、万が一の早期退職リスクを低減することができます。載せられる情報量が豊富で民間の有料媒体に負けず劣らずなのに、無料で利用できるのは、国がシステム開発や運用に莫大な資金を投じているからに他なりません。

でも、ハローワーク求人にいまいち良いイメージが無いのは、