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皆様は、他社のハローワーク求人を見たことがあるでしょうか?求人票を作成するときに、「給与はどのくらいで出しているのかな」「他の会社はどうやって書いているのかな?」という感じで参考にするためにいくつか見たという方は、それなりにいらっしゃると思います。
現実的には、給与水準に関して自社の給与が他社より低かったとしても、そう簡単に上げるわけにはいかないはずです。既存の従業員との兼ね合いもありますし、高めの給与を記載した求人票を既存の従業員が目にした場合の影響というのもあるでしょう。だからといって、求人票を出さないという選択にはならず、「(能力や経験によって優遇することはあるから)とりあえず幅を持たせて書いて出そうか」という流れになることが多いのだろうと思います。
労働時間や休日・休暇も、ほぼ動かしようのない項目ですから、ありのままを書くしかありません。休日や休暇を多めに書いておいたり、残業はほとんどないなどと書いておいたりしたところで、実際に入社した後に「求人票と違う」となったら、不信感を募らせて離職の確率をあげてしまうだけです。他社よりも秀でた休暇制度があったり、休日日数が多かったりするケースはきちんと書くべきですが、同じような業種や同じような職種では、あまり差別化を図ることができないのが現実だろうと感じます。
だからといって、給与の金額や手当の羅列、労働時間・休日等の条件だけ書いてあるような味気ないものにならないようにしなければなりません。もう少し視野を広げて、例えば年収ベースでこのくらい稼いでいる人がいるという目安を書いたり、残業が多くなる時期がいつかを書いたり、表現の仕方はいろいろとあるはずです。
「横並び」の印象を受ける求人票では、求職者の目に留まることは難しくなってきます。条件の羅列や良さそうな言葉の散りばめでは、求職者には「他とあまり変わらないな」という印象を与えてしまい、なんとなく「手を抜いている」という感じがつきまとってしまうのです。
あとは、どこかの項目を埋めるために、他の個所で使った文章をそのままコピペしているような求人票も見受けられます。他社の求人票からのパクリではなく、自社の求人票の中で使った文章を繰り返し使うというものです。例えば「事業所からのメッセージ」という項目があるのですが、何を書いたら良いか分からず、仕事の内容や会社の特長などで使用した文章と同じ表現を載せてしまうようなケースです。
埋めようとする心意気はとても重要です。しかし、「あれ、この文章さっきどこかで見たな」というのがあると、逆効果になってしまうことがあります。求職者に対し、「この会社は本当に何かを伝えようとしているのかな?」という不信感を与えてしまうこともあり、そうしたところからも、手を抜いた印象を抱かれることがあります。
人間の心理として、雑に扱われることに拒否反応を示す傾向にあります。雑に扱われていると感じると、自分の価値が低く見られているという心境になり、少なくともプラスには働きません。求人票の記載や表現だけでそこまで影響するのか?と思うかもしれませんが、意外と「印象」というのは大切です。横並びの記載の求人票が多い中で、表現が多彩で丁寧に説明している求人票からは、「大切に扱ってくれる会社なのかも」という心理的インパクトを感じることが多いものです。皆様の求人票も、そっち側に行かなければなりません。
給与が高くなくても、休日や休暇が普通であっても構わないという人も結構います。多少の残業があっても問題なしという人もいます。それよりも、きちんと向き合ってくれる会社なのかどうかという、会社の姿勢を重視する傾向にあります。動かしようのない項目を、無理にあいまいな表現でオブラートに包むのではなく、ありのままに正直に書くことで、真摯で誠実な姿勢を示すこともできるのです。
皆様は、高い給与に目移りするような人材が欲しいのでしょうか?おそらくそうではなく、未経験でもいいから地道に仕事を覚えてくれて、周囲の人間とそれなりにうまくやりながら、できるだけ長く勤めてもらえる誠実な人を望んでいるのではないでしょうか?であれば、雇う側も誠実な姿勢で臨まなければなりません。
他社の求人票が、いまだ工夫が足らずに横並びであることは、逆に皆様の会社にとってはチャンスです。今のうちに、求職者目線の求人票を作り上げて、応募を集めるように取り組んでみてはいかがでしょうか。
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